スカイラーカーの夜明け~ガストのWチーズマヨコーンピザで覚醒

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今シーズン残り少ない、すかいらーくの株主優待券を使って、ガストのマヨコーンピザをダブルチーズにアレンジしてみた。

アプリのクーポンで100円引きにできたため、価格はチーズ増量でも日替わりランチと同じ499円。この価格で1,000kcal超のカロリーを効率よく摂取できる、驚異のジャンクフードだ。

健康的な食生活が続いてフォースの乱れを感じたら、マヨコーンを食べてダークサイドとバランスを取るのがいい。May the Lark be with you.

すかいらーくの優待利用ペース

すかいらーくホールディングスを100株保有すると、年間で69,000円の優待券がもらえる。

受け取りは年2回で、郵送での到着タイミングと金額は以下のとおり。

  • 6月権利確定→9月到着…33,000円
  • 12月権利確定→3月到着…36,000円

秋冬は3,000円少ないので、ハイペースで使うといつの間にか切らせてしまう。

一度に500円ずつランチで使うとすれば、69,000円だと年に138回お店に通える計算になる。つまり平均的に2~3日に1回のペースで消化していけば、1年を通してガストやジョナサンを利用できる。

これまではわりと出張や入院で優待券を使えない期間が多かった。通えるときは毎日もしくは昼夜2回ガストや夢庵に行くと帳尻を合わせられる。

すかいらーくの優待券は発行から1年近く有効期限があるため、次のチケット到着までに焦って使い切る必要はない。

しかし何かのトラブルで失効させてしまうのがこわい。他の株主優待も同じで、食事券が届いたらできるだけ早く消化してしまいたい。

1週間のガスト断ち

ここ半年はずっと家に引きこもっていたので、すかいらーく系列店の利用頻度も増えた。

ガストあたりは全国どこにでもあるので、旅先でも利用する機会が多い。割高な郷土料理を食べて失敗するよりも、ファミレスの方が安全だ。

2018年に食事券が紙からカード式に変わってからは、いつでも使えるよう財布の中にストックしている。

早いペースで優待券を使った結果、1月中旬で残り3,000円券が1枚だけになってしまった。3月中旬の新カード到着まで、最低6回分しか食事を楽しめない。

すかいらーくの株主優待券3,000円分カード

とりあえず慢性胃炎の治療にコーヒーとお酒をやめたのと同時に、1週間の「ガスト断ち」を実践してみた。平日は夢庵や魚屋路、土日はバーミヤンもローテーションに加えるとはいえ、やはりガストの利用頻度が一番高い。

最初はほとんどタダメシ状態で感激したガストの日替わりも、毎日食べると給食のようにマンネリ化する。値引きのクーポンを使えばピザやドリア、麺類などその他のメニューも500円強で楽しめる。

リーズナブルなガストの日替わりでも、適度に間を空けたり別のメニューを挟んだりした方が、飽きずに楽しめる。

火曜はチキンとアジフライ

そんな感じで一週間ぶりに訪れたガスト。

自宅では極力油分と脂肪の少ない料理を作っているので、たまに外食でジャンクな成分を補給しないとバランスが崩れるようだ。今朝は積雪の予報が出るほど冷え込んだので、体が脂肪分を求めているのかもしれない。

たまたまニート先輩の『がんばらない練習』という本を読んでいて、ひたすら不健康な食生活が描かれているのに影響されたともいえる。ともかく一週間もガストを断っていると、無性にファミレスで外食したくなってきた。

火曜の日替わりランチは「チキングリル和風ソース&アジフライ」。なるべく魚を摂取したいので、アジフライと白身魚フライが出る火曜と水曜はなるべくガストに行く習慣。

最近はハンバーグよりチキンが好きなので、魚と組み合わせられる火曜日は絶好のガストランチデーだ。

100円のWチーズで差額調整

すかいらーくのアプリを見ると、マヨコーンピザの100円引きクーポンが出ていた。

マヨコーンピザのクーポン

399円だと消費税10%を足しても優待券の最低額500円に満たない(お釣りは出ない)ので、端数合わせにサイドメニューを頼むことになる。

以前マルゲリータピザにWチーズのトッピングを試したことはある。プラス100円でピザのチーズを大幅に増やせる、わりとおすすめの金額調整法だ。

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199円のサイドディッシュを頼むより安くあげられるWチーズだが、マヨコーンとの組み合わせはまだ試していなかった。

ただですらジャンク度数の高いガストのマヨコーンにチーズまで増量したら、一体どんなことになるのだろう。日替わりを諦めるのは残念だが、今期残り少ない優待券で新しいメニューの組み合わせを開拓してみることにした。

マヨコーンピザのチーズを増量

見た目はいつものピザだが、心持ちコーンの下のチーズ層が厚いように見える。

Wチーズのマヨコーンピザ

レシートを見ても、ダブルチーズのオプションはちゃんと反映されている。

Wチーズとマヨコーンピザのレシート

ひと口かじってみて違いを実感。やはり前回マルゲリータで試したように、マヨコーンの場合も半端なくチーズが盛られていた。

ピザの生地を持ち上げると、マヨネーズとチーズが一体化した流動層がドロリと垂れ落ちるほど。

滴り落ちるマヨコーンチーズ

口に入れると、一瞬ゴムを噛んでいるような不思議な歯ごたえがする。小麦の生地よりもチーズの方がぶ厚い謎の料理。まるでチーズフォンデュにパンを浸して食べているような感覚になる。

コンセプトは違えども、生クリームたっぷりのパフェやパンケーキに通じる退廃的な食べ物と化した。ガストが誇るジャンクの帝王マヨコーンが、さらに過激に進化した創作ピザだ。

しかもクーポン適用で499円という驚異のコストパフォーマンスを誇る。出来立てアツアツを食べられる分、宅配ピザよりクオリティーは上だ。ピザハットの「2枚目無料」という値段でガストのマヨコーンならさらに2倍の4枚手に入る。

具材はシンプルにマヨ・コーン・チーズと微量にまぶされたパセリのみ。ナポリピッツアのようにストイックだが、決して本格イタリアンでは食すことのできない和製ピザ。

ドロドロしたマヨチーズソースの中で、コーンのツブツブ食感とほんのりした甘みも味わえる。マヨコーンピザは1~2人前のチーズ増量でも、ぺろっと平らげてしまえるほどうまくて完成度の高い料理だ。

The Rise of Skylarker

自宅で生野菜を食べるときは、マヨネーズはおろかノンオイルのドレッシングしか使わない。久々に栄養分が濃縮されたマヨネーズを大量摂取して、満腹中枢がおかしくなってきた。

数か月ぶりにいただいたマヨコーンで食欲フォースが覚醒。

Wチーズのマヨコーンピザ

ハイカロリーなピザを1枚食べても飽き足らず、帰りにスーパーで甘味の「すあま」を買ってしまった。しょっぱいマヨコーンを食べたあとは、甘いお菓子が食べたくなるというフォースの暗黒面。光と闇の反復作用が存在する。

その後、昼寝から目が覚めると、信じられないようなエネルギーが出てきて作業がはかどった。まるで人工的に合成されたマヨネーズから得ることのできない、必須アミノ酸でも存在するかのようだ。

毎日マヨコーンを食べるのは危険だが、月に1回くらいはチャージした方が健康によいのではないだろうか。何ごともバランスが大切だ。

最後のガスト

武漢発の新型肺炎がまん延して、どのみち一か月後にはもう外出できない状況になっているかもしれない。死ぬ前に優待券を使い残して後悔しないため、今期はカードを早めに消費してしまいたい。

ガストの日替わりランチは安定的においしいが、クーポンを使えば同じ値段でWチーズマヨコーンピザも食べられる。予算500円でもメニューを開拓する余地は残されている。

今日のランチが「最後のガスト」になっても悔いはないよう、精いっぱい味わってレビューしていきたい。