和食よへいのちょっとリッチな日替わり定食(ゼンショー優待)

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昨日のはま寿司に続き、ゼンショー系列のファミレス「和食よへい」に行ってみた。

「華屋与兵衛」と「和食よへい」はどちらもゼンショー系だが、郊外にある地味なファミレスという印象で今まで入ったことがなかった。メニュー構成を見ると、華屋の方がランチタイムから1,390円の御前を出していて高級な印象を受ける。すかいらーく系でいうと「藍屋」と「夢庵」の関係に近いだろうか。

和食ファミレスの利用価値を見直す

最近、優待券で開拓しつつある和食レストランだが、サラダバーがあるビッグボーイやステーキガストに比べると、いまいちおみしろみに欠けると思っていた。せっかく外食するなら上品な和定食よりがっつりステーキを食べたい年頃だし、そばやうどんが食べたければ立ち食いか讃岐うどんチェーンで安く済ませられる。

ただし、ちょっと食欲がないとかあっさりしたものが食べたいときに、和食のお店は便利だと気づいた。先週ステーキのあさくまバイキングで暴食して、舌にできた口内炎がいまだに痛むので、近所に回転寿司があるのはありがたかった。

また、田舎の親戚が来るとか、ちょっとした趣味の集まりがあるときは、ガストより和食ファミレスの方が落ち着いて話せる。マクドナルドでは子供や中高生がうるさいし、老人が一人でいると何だか寒々しい雰囲気を醸し出してしまう。

ガストより年齢層高めで落ち着いた店内

和食よへいも平日はリーズナブルな日替わりランチが提供されている。さすがにガストやどん亭のようなワンコインとはいかず、645円+消費税、すなわち税込745円という価格帯だ。

藍屋や夢庵のように玄関で靴を脱いで上がるのかと思ったら、そのままテーブルに行けたので便利だった。一応お座敷もあるが、9割がたテーブル席が占めている。

平日の12時台だが思ったよりお客さんが多く、特にスーツを着た会社員のグループが半数を占めていた。ほかはしゃぶしゃぶどん亭と似たように。着飾ったシニア夫婦や老人グループが、昼間から豪勢な鍋を突っついている。ガストより30歳くらいアップした年齢層だが、それでも満席に近いのを見ると都内でも高齢化が進んでいるのを実感する。

藍屋といい、どん亭といい、世の中どうしてこんなに「しゃぶしゃぶ食べ放題」のお店が多いのかと思ったが、舌の肥えたシニア層には輸入野菜のサラダバーより国産肉の方がうけるのだろう。人口構成が変わるにつれて、ファミレスのメニュー構成がハンバーグ・ステーキメインから和食・懐石料理に入れ替わっていきそうな気がする。

揚げ物メインだが量少な目で健康的な定食

今日の日替わりは「チキンカツとまぐろ小鉢」。一週間のレパートリーを見ると、揚げ物がメインになっているのは不思議に思う。魚料理も一品つくときもあるが、揚げ物ばかりの日は胃にもたれそうだ。それでも量が少な目なのか、トリオフライで624kcalと一番ローカロリーなのが驚きだ。

ほかのファミレスランチに比べて特別豪華な気はしないが、必ず付いてくる茶碗蒸しが、690円の価格上乗せ分かと思う。ご飯も注文時に白米か炊き込みご飯を選べて、旬の竹の子ご飯を食べられたのがうれしい。ランチタイムは早めに来ないと、炊き込みご飯が売り切れてしまうこともあるそうだ。

運ばれてきた料理を見ると、やはりボリュームは控えめ。メインのチキンカツは小さいサイズが3切れだけだった。カツが食べたいなら、これより安いかつやの梅カツ丼の方が3倍は量がある。

炊き込みご飯とキャベツがお代わり自由

ご飯はドリンクバーの横に炊飯器があり、セルフサービスでいくらでも盛っていいようだった。先日の藍屋では味を変えて3回もお代わりしたが、店員さんに頼むのは気が引けるので自分で盛れるのはうれしい。

キャベツもお代わり自由という、ゴーゴーカレーのようなめずらしいサービスがあるが、お店のスタッフが忙しそうだったので今回は遠慮しておいた。

量は少な目だが、今はこのくらいでちょうどよいと感じる。むしろこれまでが年甲斐もなく食べ過ぎだったのかもしれない。毎年冬は体が栄養を欲するのか体重が増えるのだが、ようやく春めいてきたので、自然と食べる量も減るのだろう。

お会計はゼンショーの500円券に、Suicaで245円追加のお支払い。毎日通うには少々高級だが、いざというときさらっと人を呼べるように、近所の和食レストランを開拓しておいて損はないと思った。いい大人はTPOに合わせてファミレスも使い分けたいものだ。