抜歯後の流動食として使えるガストの雑炊・ドリア各種レビュー

おととい歯医者で親知らずを抜いてもらってから、ほとんどジェルやゼリーしか食べていない。2日目になってようやく痛みがやわらぎ、口もそこそこ開くようになってきたので、久々に外食ランチに行ってみた。

とりあえずガストに行けば、柔らかめのうどんやドリアがあるだろうと予測。ミックスグリルが300円オフになっていたので本当はそちらを頼みたかったが、とても食べ切れる気がしない。そして選んだのは新メニューの「海老ときのこの雑炊」(税抜599円)。

値段のわりにローカロリーすぎるので、普段はまったく食指の動かないメニューのひとつ。しかし抜歯後でも食べられる流動食としては、実に使える料理であることがわかった。

さらに2回目の抜歯後に、通常のミートドリアに加え、上位メニューのクリーミードリアも試してみた。いずれも柔らかくスプーンで少しずつすくって食べられる。歯の治療後には重宝するリハビリ食だ。

いつの間にか温玉ミートドリアが消滅

今日は歯を抜いていない片方のアゴだけで噛むことになるので、具が大きくて固い料理は食べられない。抜歯後の穴に食べかすが挟まるのも避けたいので、繊維質なものはNGだ。

こうした老人的なニーズに対応しているメニューは、大衆向けファミレスといえどもそれほど多くはない。

まず候補に挙がるのは廉価帯のドリアシリーズ。サイゼリアのミラノ風ドリア(299円)はダントツの低価格だが、ガストのミートドリア(399円)も同店の中では最安の主食級メニューといえる。

ガストの場合はミートといっても、ご飯とチーズにほんの少しひき肉がまぶしてある程度。そのため実態としてはほとんどペースト状の流動食とみなせる。

栄養をつけるため100円アップで温玉乗せにしたかったが、いつの間にか上位メニューが消えていた。スパゲティのメニューにプラス100円で温泉卵トッピングがあるので、頼めばドリアにも卵を追加できるのかもしれない。

雑炊の費用対カロリーは最悪

以前試したことのある499円の「温玉きのこ雑炊」がなくなり、代わりに100円アップした「海老ときのこの雑炊」が出現していた。ピザメニューと同じく、単品雑炊もこっそりバージョンアップしていたようだ。

ガストの雑炊

新メニューの雑炊は599円とそこそこ高価なわりに、「550kcal以下!」というローカロリーを打ち出している。実際にはたったの330kcalしかなく、サイドディッシュくらいの感覚だ。

現行ガストのラインアップとしては、「費用対カロリー」において間違いなくワースト1だろう。逆にもっとも成績がよいのはジャンクの王者、マヨコーンピザといえる。しかも今日はクーポン100円引きで、余裕で1,000kcalを超えるマヨコーンがたったの399円だった。

こうして満足に食事できないときに限って、魅力的なクーポンが出てくる。一週間後に反対側の親知らずを抜く予定なので、まだしばらくまともに食べられない見込みだ。

歯が治ったらたとえクーポンがなくても、マヨコーンピザにミックスグリルを乗せてケバブのように豪快に頬張りたい。ささやかなガストの全快祝いを楽しみにしながら、手術の痛みに耐えるとしよう。

低カロリーの半流動食

こんな機会でもなければ、頼むことはないであろうガストの雑炊。おにぎり2個分くらいしかエネルギーのない、はかない料理を注文してみた。

具材としては、海老より昔の卵のままの方がよかった。後から考えれば、雑炊に温泉卵やモッツアレラをトッピングするのもありだったのだろうか。

テーブルに乗せられた雑炊の鍋は、思ったよりもサイズが大きい。メニュー表の写真からして小ぶりなカフェ飯を連想していたが、わりとしっかりボリュームがあるようだ。これでたったの300キロカロリー台なのは不思議に思う。

ガストの海老ときのこの雑炊

具は海老が3尾とシイタケを細かく刻んだもの。溶いた卵とネギが少量まぶしてある程度。これなら口が少ししか開かなくても、レンゲで注ぎ込むことができる。

そこまで薄味ではない

雑炊なので、おかゆではない。ご飯はしっかり粒の形を保っているが、ふやけて噛みやすくなっている。

普通のおかゆは薄味すぎて食べた感じがしないが、この雑炊はしっかり塩気があってダシも効いていた。病院で入院中に出てくる超薄味の健康食に比べれば、だいぶましだ。

抜歯手術後の麻酔が効いている間は、口がマヒしているのでやけどに気をつけないといけない。すでに麻酔は切れているが、縫合個所が温度に敏感になっているので、相当冷ましてから口に運ぶ。

ガストの雑炊、取り皿

雑炊の土鍋は熱々だが、鉄板ではないので冷めるのは早い。鍋とは別に取り皿をもらえるので、そちらに移しながら食べれば適温になる。ゆっくり味わっていたら、最後の方はちょうどよいぬるさに落ち着いてきた。

ゆっくり食べるとお腹が膨れる

口の中の片方だけ使って食べるので、噛む力は普段のおよそ半分になる。海老もシイタケも小ぶりなので、それでも問題なく咀嚼できた。

さすがにまったく噛まずに飲み込むのは消化に悪そう。適度に噛んで満腹感も味わえる、雑炊という料理はすばらしい。

ここ2日間、ウィダーinゼリーを口の端から噛まずに流し込むのは、まったく食事した気分がしなかった。やはり自分の歯で噛んで食べられるというのは幸せなことだ。

少量ずつ時間をかけて食べたせいか、思った以上にお腹が膨れた。止血のため術後数日は安静に過ごすよう指示されており、まったく運動していないせいもあるかもしれない。非常にローカロリーでも、そのまま夕食まで空腹にならずに過ごせた。

ガストの中でも雑炊は地味だが、たまにこうしてゆっくり味わうと食育にいい気がする。マヨコーンピザのようなジャンクフードに疲れたら、たまに雑炊を食べて胃を休めるといいかもしれない。

決してコスパはよくないが、ゆっくりよく噛んで食べると不思議とお腹にたまる。ガストの雑炊は抜歯後のリハビリにちょうどよかった。腹持ちも悪くなかったので、ダイエット目的にも使えるメニューだと思う。

とうもろこしのポタージュ

抜歯から4日後、徐々に通常食に戻しつつあるが、まだ柔らかいものしか食べられない。たまに食片が患部に当たるとズキッと痛みが走る。

平日ランチはガストの日替わり定食が定番だが、チキンやサラダを食べるのは少々厳しそうだ。代わりに選んだのはいつものミートドリア。単品399円では税込でも優待単価の500円に満たないので、199円「とうもろこしのポタージュ」も追加してみた。

ガストのドリアとポタージュ

ステーキガストで飲み放題のコーンスープに比べると、ガストの有料ポタージュは少し味が濃いように思う。広めのお皿に盛られてくるが、案外量は少ない。スープバーのカップ一杯程度でないかと思う。

適温で患部にしみることもなく穏やかに味わえる。粒コーンも少量なので、健側のあごで噛めば食べられる。コーンポタージュはどこのファミレスにもあるので、歯の治療後はお世話になる人も多いだろう

流動食の定番、ミートドリア

続いて温玉乗せでないノーマル仕様のミートドリア。スプーンで念入りにかき混ぜると、いかにも歯にやさしそうな流動食に変わる。

湯気が出てほかほかのドリア。あとから写真を見てもシズル感が半端でない。

ガストのミートドリア

米粒は原形をとどめているが、ふやけた柔らかさは雑炊と同じくらいだ。チーズ以外に具らしい具は入っていないので、おかゆのようにするすると食べられる。

しかしドリアの味は介護食らしからぬ刺激に満ちていて、久々に濃いものを口に入れた気がする。器の鍋は熱いが、混ぜていればほどなく適温に落ち着く。手術後のリハビリとしては、期待どおりマイルドで喉に流し込みやすいメニューだった。

海老と野菜のクリーミードリア

それから2週間後、反対側の親知らずを抜いた2日後にドリアの上位版「海老と野菜のクリーミードリア」を試してみた。価格は699円なので、399円のミートドリアから300円も値上がりする高級メニューだ。もう100円追加すれば通常ドリアを2皿頼めるほど。

ガストのメニュー、海老と野菜のクリーミードリア

ふたを開けてみると、普通のドリアに比べて具の量が半端でなかった。海老は5~6尾入っていて、先に食べた海老雑炊よりもサービスがいい。野菜はパプリカやスナップエンドウ、トマトやカボチャのようなものまで入っていて彩り豊か。

さらに驚いたのは、メニュー名になかったベーコンが大量投入されていることだ。野菜中心のヘルシー料理に見えて、思った以上に肉々しい一品だった。

海老と野菜のクリーミードリア

具材はご飯とともに柔らかく調理されているので、抜歯後の流動食としても問題なく使える。ミートドリアより固形分は多いが、雑炊と同じくらい食べやすい。

量を優先するならノーマルドリアを2品頼んだ方がベター。しかし味に変化を求めるなら、クリーミードリアも価格に見合った満足感を得られると思う。

最安ミートドリアと高級クリーミードリア。ガストのドリアは振り幅が大きく、ニーズによってどちらも楽しめる。食感も雑炊に匹敵する柔らかさなので、これさえあれば老後の食生活にも不便しない。

ガスト
ゆうたいけん
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