ととやみちで大とろ100円キャンペーン。満足ランチとセットで千円

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すかいらーくの株主優待が使える回転寿司、魚屋路(ととやみち)。平日ランチは日替わり握りか日替わりちらしがお得だが、めずらしく上位メニューの「満足ランチ」を頼んでみた。

10月前半の期間限定で、めずらしく大とろ100円キャンペーンが行われていたため、一貫だけ試して予算1,000円のランチをアレンジした。

通常260円の大トロが100円

回転寿司だが職人さんが握ってくれるため、他店より少し高めの魚屋路。ゼンショー系列のはま寿司なら、ロボット製造で平日一皿90円(税抜)と最低価格で楽しめる。魚屋路なら税抜きベースでかっぱ巻きやげそが120円~と3割くらい高くなる。

普段のランチはお得な日替わりメニューを頼むことが多いが、たまにおすすめで気になるネタがあると追加することもある。とはいえ、さすがに一貫260円もする大とろはオーダーしたことがない。これだけで、はなまるうどんの主力メニューに匹敵する値段だ。

実は大トロにも二種類あり、310円の「生まぐろ大とろ」という上位メニューが存在する。さらに一貫あたりの単価でいうと、「特大あなご一本握り」や「天然ぼたん海老」という420円の高級ネタもある。季節によってフグやたいら貝なども追加される。

ウニや大トロより高い寿司がどんな味なのかは、気になるところだ。しかし、わずか一貫で400円を超える高級握りをオーダーするくらいなら、とびっこやツナコーンなど最安軍艦勢を6貫食べた方が今は幸せに感じる。

魚屋路ではじめて見た大トロ100円のキャンペーン。中トロも二巻で210円と割引が効くので、どちらにしようか迷う。今回は890円の平日限定「満足ランチ」と組み合わせて約1,000円に抑えるため、大トロを一貫だけ注文してみた。

あまりにあっけない大トロ一貫

さっそく差し出された大トロの握り。乗っている皿も見たことない価格帯の柄で緊張する。ネタのサイズは魚屋路の標準レベルだが、明らかに普通のマグロとは霜降り度合いが異なる。

どうやって食べようか悩んだが、下手にちまちまかじるよりは豪快に味わおうと思って一口で放り込んでしまった。脂身のとろけるような柔らかい食感に感激したが、歯ごたえもなくチュルンと飲み込み、一瞬で終わってしまった。

大トロはうまいことにはうまい。しかし、キャビアやフォアグラと同様に魅力の大半は希少価値、珍味としてであって、常食してうれしいものでもない。体にいいのも油分が少ない普通のマグロの方だろう。

もし大トロが常時100円で提供されていても、同じ値段だったらサーモンの方を選ぶ気がする。個人的にはマグロよりサーモンの方が旨味を感じて好みだし、ダイエットや美容にもいいといわれている魚。あるいは玉子や海老など違ったネタを組み合わせて、同じ予算でバリエーションを楽しむ方が幸せに感じる。

平日限定、満足ランチのセットメニュー

満足ランチは通常の日替わり握りに比べて、寿司が二巻多い。味噌汁無料なのは共通だが、ちょっとしたサラダも付いてくる。今回追加されたネタは、サンマとイカのようだ。これにサラダも加えて日替わりより250円アップとなれば、値段的には妥当なところだろう。

ただ、寿司屋に来てサラダはどうでもいいと思う。それよりタコとか貝類の希少なネタを一貫増やしてもらえるとうれしい。満足ランチを頼むよりは、普通に640円の日替わり握りを頼んで、好きな寿司ネタを個別に追加する方がよさそうに思った。

平日ランチでは1,380円の特選ランチという最上級メニューも存在する。仕事で時間がないとか、グループで会話に忙しいとか、お任せにしたいならセットもありだろう。ただ日替わりの2倍以上する価格にしては、穴子やカリフォルニアロール、茶わん蒸しくらいしか差がないように見える。

これだけお金を出すなら陶板焼きとか刺身とか、寿司以外のメニューも試してみたいところだ。あるいは好物のネタばかり連続オーダーする方が幸福度は高まる。

大トロと組み合わせて、いつもよりちょっと高級なセットを頼んでみたが、やはり自分には最安の日替わりで十分だと思った。