コスパ抜群!魚屋路の平日限定日替わり握り640円は味噌汁お代わり自由

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3社合同定期券の発動まであと12日。割引最大化のため、おそらく毎日ガストに通うことになると思う。それまでの間、ほかの優待店舗に通って食べ納めを済ませておこう。まずは、すかいらーく系回転寿司の魚屋路(ととやみち)。

魚屋路のランチは味噌汁がお得

このところ魚屋路では海鮮丼や日替わりちらしと丼ものが続いたので、初心に帰って日替わり握りをオーダーしてみた。ちらしと同じく日替わりの握りは640円。魚屋路では最安メニューだが、夢庵の定食よりちょっと高い。優待券を500円分使っても、税込残額191円のお支払いが必要になる。

ただし魚屋路のランチは、おいしい味噌汁が飲み放題というサービス付き。ガストの貧民向け具なしスープバーとは違って、寿司屋の味噌汁は本気度が違う。松屋のように「無料でついてくるけど、いかにもインスタント」というわびしさもなく、ていねいに出汁を取って手作りされているので感激だ。

薬味のネギも入れ放題なので、正直これだけで200円くらいの価値はあると思う。牛丼屋で豚汁を頼むくらいのお得感は味わえる。磯丸水産も同じく味噌汁のクオリティーが高いので、海鮮料理店の汁ものは真っ先に試しておきたい。

寿司屋における限界効用逓減

日替わりちらしと握りは同価格だが、大盛り無料の分だけちらしの方が腹は膨れる。平日限定の握りとしては、ほかに満足ランチ(890円)、特選ランチ(1,380円)が控えており、640円のノーマル握りはさぞかし見劣りするように思われる。メニュー表での取り扱いも小さく、まったくおすすめされていない。

しかしそこは魚屋路。たとえ最安メニューでも、職人が握る以上、味に妥協はしていない。具体的な構成でいうと、まぐろ、いか、白身(今日はヒラメ?)、サーモン、えび、玉子、いくら軍艦、穴子、巻物(まぐろとキュウリ)と8巻プラスアルファの分量がある。

貝類やタコは入っていないが、およそ思いつく標準的な寿司ネタは網羅している。値段が2倍の特選ランチになると、穴子が巨大化したり中トロ、上エビにグレードアップするが、満足度2倍とはいかないだろう。ふざけたカリフォルニアロールも必要ない。

寿司屋のランチセットには限界効用逓減の法則がもろにあてはまる。「せっかく寿司を食いに来たのだから、パーッとお金を使おう」という心理につけこんで、とんでもない高級メニューが用意されているが、普段使いのランチと考えれば最安日替わり握りが最もコスパが高い。

せめて特選ランチを選ぶと汁ものがウニ・アワビ入りのいちご煮(八戸の郷土料理)にアップするとかなら、頼む価値はある。

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茶碗蒸しやサラダと穴子のインパクトに誘惑されてはいけない。予算1,300円あるなら、日替わり握りを二人前頼むべきだ。

日替わり握りプラスアルファがちょうどいい

今日は北海道産のサンマやサーモン、カマンベール入りのポテトもちなど、魅惑的な企画メニューが盛りだくさんだった。普段のランチ食事量からすれば、日替わり握りに「するめいかごろ焼き(480円)」を合わせて1,000円くらいの予算がちょうどいいとはいえる。

本当は通う頻度を1/2に減らして、「魚屋路は優待券2枚使うルール」にすべきなのだろう。今日は基本メニューの満足度を調査するため、ストイックに日替わり握りだけでセーブしておいた。

魚屋路のポイントカードは500円で1スタンプ。利回りを考えると三光マーケティング・壁の穴カードと同じく、半端な700~800円台より毎回1,000円ちょっとお会計を済ませる方が、わりがいいともいえる。

魚屋路で安くあげるコツ

粛々と出された日替わりを口に放り込み、無料のガリを食べまくる。味噌汁はたっぷりよそいだので2杯で満腹。カウンターに座って、5分くらいで平らげてさっさと出ていくのが、通なお客さんだ。

魚屋路で予算オーバーしない秘訣は、店員さんとコミュニケーションを交わさないことだ。タイミングが悪いと解体前の魚を持ってきて「いかがですか?」と話しかけられたりする。さすがにそこまでおすすめされたら、頼まないのも野暮な気がしてついつい乗せられてしまう。

「今日は日替わり」と決めたら、「俺はこれしか頼まないぞ」という気迫で、わき目も振らず黙々と食べ続けるべし。下手に今日のおすすめネタとか黒板を見たりすると、暇だと思われて注文をせかされる。

こういう心理戦の煩雑さを考えると、回転寿司は完全オートメーションの方が気楽だ。ただし世の中の寿司屋がすべてロボットになるのも寂しいので、魚屋路くらいの中間業態もあっていい。

まぐろの解体ショーで手巻きをもらえる

次回9/8の夕方4時から、マグロの解体ショーが実施されるとポスターで知った。土曜日なので日替わりランチもなく、時間帯としても半端な夕方だ。

土曜は混みそうだし避けようと考えていたが、よく読むと「中落ち手巻き無料サービス」と書いてある。あとは生マグロの赤身、中トロ、大トロが「通常価格で解体したて」という特典だ。

マグロといえば普段頼むのは最安クラスばかりなので、そもそも生・国産・下ろしたて、と言われても違いが分からない気がする。一方、一人一本の限定品とはいえ手巻きずしが無料でもらえるのは、ちょっと興味がある。

土日の回転寿司は行列必至なので近寄らないが、次回解体ショーの日にちょっと外から様子を眺めてみてもいいかなと思う。夕方早い時間に入店すれば、そこまで並ばずに無料の手巻きにありつけるかもしれない。

ショーだけ見て、ほかに注文せず手巻きをもらって帰るのはありなのだろうか。少なくともクーポン適用条件のように、「1,500円以上のご注文」とかはポスターに書いていなかった。