三光株主優待で貯まった壁の穴スタンプ活用法&幻の東京チカラめし

昨年の株主優待改悪により株価半減、低迷を続ける三光マーケティングフーズ。新制度の割引を生かして熱心に通えば元は取れるかもしれないが、やはり従来の食事券の方が使いやすかった。他にも好待遇な銘柄はたくさんあるので、今あえてここを選ぶ理由はない。

三光を売却して残念なのは、新宿のパスタmamaや元祖壁の穴というリーズナブルなイタリアンに通えなくなることだ。特に壁の穴京王モール店は、立地が便利な上、夜間も土日も変わらない料金で利用できるため足しげく通っていた。

壁の穴、新宿京王モール店のスタンプカード

大盛り無料目当てでつくったスタンプカードも、気づけば2枚分貯まっていた。新宿に寄ったついでに久々に壁の穴に寄って、今まで頼んだことのないピザメニューを試してみた。

京王モール店のスタンプ制度

日曜の午後、いつもなら行列ができてもおかしくない時間帯だが、京王モール店は半分以上空席だった。実は優待利用のお客さんが大半で、サービス改悪後は客足が遠のいてしまったのだろうか。

スタンプカードは会計時に500円で1個押してもらえて、10個貯まると300円引き。還元率は、6%ということになる。さらに注文時にカードを見せればパスタ大盛り無料になるので、京王モール店を訪れたら真っ先につくった方がいい。

残念ながら他の壁の穴店ではスタンプを押してもらえず、共通利用はできない。以前の三光優待は半期ごとに気前よくもらえたので、京王モール店だけでもう1万円以上使った計算になる。

壁の穴、新宿京王モール店のスタンプカード

2枚たまったスタンプカードで予算は最低600円。パスタが主力のお店であるが、実はピザも提供している。そして価格はパスタに比べると少し安い。最安のマリナーラ(480円)では税込でも600円を下回ってしまうので、次に安いマルゲリータ(580円)を選んでみた。

壁の穴、新宿京王モール店のピザメニュー

ピザの場合は、カードを提示してもパスタのような大盛り・ボリュームアップの無料サービスはない。

壁の穴のピザは小さめ

他にも優待で良く通うピザ屋、サルヴァトーレ・クオモと何となく比較してしまう。そちらに比べるとピザのサイズは小さめ。生地も薄いので、主食というよりスナック感覚だ。

壁の穴、新宿京王モール店のマルゲリータピザ

具材はシンプルにトマトソースとバジルにモッツアレラチーズ。どう見ても狭いキッチンにピザを焼く窯はないので、オーブン調理だろう。さすがにサルヴァトーレ並みの本格派ではないが、ちょっとしたおつまみとしては十分おいしい。

そもそもガストのマルゲリータを喜んで食べるくらいなので、それほど味にこだわりはない。どちらかといえば量が多い方がうれしい。もしこれで食事を済ませるなら、老舗蕎麦屋のざるそばのように、2枚は注文しないと足りない感じだ。

お会計時に確認したところ、カードに有効期限はなく3年前の古いものも無事使えた。新宿で京王線に乗り換える人なら、コツコツ通って貯めても損はないスタンプカードだ。

壁の穴の由来はシェイクスピア

メニューの説明によると、「壁の穴」という店名はシェイクスピアの『真夏の世の夢』からとられている。原作は妖精が出てくるドタバタ喜劇なので、飲食店の名前としてはまず無難な気もする。ただ、「壁の穴」という言葉がどこに出ていたのか記憶が定かでない。

壁の穴、店名の由来

戯曲を読み返してみると、新潮文庫の福田恒存訳ではWALLが「壁」でなく「石垣」、そして「穴」ではなく「割れ目」と訳されていた。原文のwall、chinkというのは壁の隙間というイメージだが、墓場というロケーションからして石垣を選んだのだろう。

夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)

夏の夜の夢・あらし (新潮文庫)

シェイクスピア
539円(12/08 09:10時点)
発売日: 1971/08/03
Amazonの情報を掲載しています

This man, with lime and roughcast, doth present wall, that vile wall which did these lovers sunder. And through Wall’s chink, poor souls, they are content to whisper.

“A Midsummer Night’s Dream”

そして「壁の穴」は物語の本筋というより、誤解が解けて一件落着したあとの最終幕に登場する劇中劇の小ネタにすぎない。しかも隙間を通じて逢引する恋人というのも、主人公ではなく仮装した町の職人連中だ。

どうりで印象が薄いわけだが、店名としては変に気負わない感じでよかったと思う。覚えやすいユニークな名称で、由来をたどれば文学的というイメージでもかもし出せれば十分だ。

幕張で幻の東京チカラめしに遭遇

余談だが先日幕張を訪れた際に、今やめずらしい東京チカラめしに遭遇した。8年ほど前に一世を風靡した三光マーケティングフーズの牛丼チェーンで、その後ほとんど撤退していまや全国で8店舗しか存在しない。

懐かしく思って注文したのは「お肉1.5倍野菜牛焼肉定食(750円)」。100円で肉1.5倍というリーズナブルな定食で、これ自体はまったく悪くない。本来は450円の「元祖焼き牛丼」で食べ比べるべきところだが、生姜焼きや唐揚げという定食メニューも案外充実している。

東京チカラめし、1.5倍

わざわざ幕張や柏に食べに行くほどではないが、近所にあれば便利な気もする。都心では新宿、池袋、半蔵門にかろうじて3店舗残っているが、逆にそこまで来たら別のお店で食事したい気がする。

壁の穴スタンプカードは消化したので、三光系列のお店で外食することはもうないと思う。気に入っていたお店が、優待改悪で縁の切れ目となるのは、少し悲しい。

data-matched-content-ui-type="image_card_stacked" data-matched-content-rows-num="3" data-matched-content-columns-num="3"