吉野家優待~期待を裏切る絶妙な辛さ、新メニューの白カレーを試す

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土日は居酒屋やファミレスの格安ランチがやっていないので、株主優待の300円券で吉野家の安いメニューを試すことが多い。幹線道路沿いのドライブスルー店は、土曜の12時台には行列ができるほど並ぶこともある。吉野家も鍋膳が出ている寒い季節はいつもより人気なようだ。

350円の白カレー

店内のポスターを見て気になった新メニュー白カレー。値段は350円なので従来の黒カレーと同じだが、「見た目を裏切る本格スパイシーカレー」というキャッチコピーが気になる。

正直辛いのは得意でないが、まさか吉野家で悶絶するほど辛いメニューが出てくるとは思えない。値段も安いので試しに注文してみることにした。半熟卵やチーズ、牛肉を乗せると値段が70、100、200円とアップしていく。卵やおかずは家で安く食べるとして、最もシンプルな白カレーを選んだ。

本当に見た目を裏切られる

見た目はご飯にカレーのルーだけという、まるでイケアの99円カレーのような料理だ。具材に惑わされず、ルーの味だけに集中することができる。

白くて辛いカレーというと、学生時代に食堂にあったカシミールカレーという狂気のメニューを思い出す。一般的なカシミールカレーが特に白いわけではなさそうだが、食堂のそれは安いくせして信じられない辛さだった。

吉野家の白カレーは色も粘度もほぼシチューという感じだ。シチューを食べる感覚でレンゲで口に運ぶと、味はカレーという妙な違和感がある。そしてじわじわ効いてくる本格的な辛さは確かに「見た目を裏切る」びっくりメニューだ。

辛いが耐えられなくはない

辛さの度合いとしてはスーパーで売っているルーの辛口より2倍は辛い。しかし、完食しても額や鼻の下がほんのり汗ばむ程度だったので、自分の基準からするとまだ耐えられるレベルだ。

陳麻家のチンマーハンを食べるとテーブルの上に水たまりができるが、白カレーはあごから汗がしたたるほどではない。寒い冬には体が温まる、なかなか気の利いたメニューだと思った。

以前食べた黒カレーの味は忘れてしまったので、比較のため次回トライしてみようと思う。味の方は風邪で鼻が詰まっていたこともあり、よくわからなかった。辛さは印象的だったが、ルーにコクがあるとか特徴的なスパイスが効いているとか、際立つほどのおいしさは感じられない。見た目と食感にギャップがあることは確実に指摘できる。

吉野家ではWAONが使える

優待券の残額はWAONでお支払いしようと思ったが、吉野家のレジは電子マネーに対応していないものもある。店内をぐるぐる回されて50円だけWAON決済。

Tポイントもつくが、持ち歩くのが面倒なのでカードは用意していない。アプリで加算できれば便利だが、店舗によってはまだ対応していないところが多い。最近はスマホ画面を見せるのもやめてしまった。

白カレーは色物っぽい感じであまり長続きしなさそうだ。興味があるなら、早めに試してみた方がいいだろう。