松屋の株主優待で「選べる4種チーズハンバーグ定食」のトマトを試食

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ゴールデンウィーク中、ファミレスもモールのフードコートも大混雑だが、休日でも優待券が使えて空いているお店といえば牛丼屋だ。

ちょうど松屋の使用期限が6月に迫っていたので、そろそろ使ってしまおうと思った。一年で300円を20枚もらえる吉野家に比べると、注文無制限で10枚しかない松屋の優待券は温存しがちだ。しかも三大牛丼チェーンのうち、松屋だけは松屋(と見たことのないとんかつ屋)でしか使えない。

ラージやW定食は対象外なので1回700円くらいが限度になり、吉野家と総額はさほど変わらないのだが、松屋には利用価値を最大化するというゲーム的要素がある。

久々にトマトソースをチョイス

4月末から「4種のチーズハンバーグ」というインパクトのあるポスターが張り出されていた。トマトとブラウンソースのハンバーグは以前からあるが、これにチーズが加わったのが新しいらしい。目玉焼きも乗せれば710円で優待券を投資するにはなかなか魅力的な価格だ。

ブラウンソースは今年何度も食べたので、初心に帰ってトマトソースの方を選んでみた。トマトの方は15年以上前からある気がするが、最近はデミグラスっぽいブラウンソースの方が定番化していた。

一瞬皿から異臭がすると思ったが、トマトソースの方だけ「にんにく入り」とのことだった。うまいが結構がっつり入っているので臭いに注意だ。

ハンバーグの見た目は相変わらず。せめて目玉焼きをマクドナルドの月見バーガーくらい、黄身がプリプリ目立つようにしたらおいしそうに見えると思う。

濃厚チーズがなかなか本格的

目玉焼きに隠れているが、ハンバーグの上には結構分厚いチーズが乗っている。濃厚チェダーチーズとあって、どろっとした濃い黄色が食欲をそそる。

ガストで食べるチーズインハンバーグは人工的する上、外から見えないので、チーズはこうやってハンバーグの上に乗せた方がシズル感を出せる。

ブラウンソースはたまにしつこすぎると感じるが、トマトソースの方は程よい酸味であっさり食べられる。松屋でハンバーグといえばナイフとフォークでなくスプーンで食べるスタイル。底の方に油が溜まっているが、これもすくってご飯にかけて食べるとおいしい。グリルというより、ハンバーグスープとでも表現したい料理だ。

サラダでときどき口の中をリフレッシュしながら、最後に松屋で必ずつく味噌汁で爽やかに締める。これで710円なら松屋のカウンター席よりファミレスのテーブル席でハンバーグを食べてもいいが、手っ取り早くスプーンを使ってハンバーグ丼のようにスピーディーに食せるのが松屋の利点だろう。