SFPとクリエイトの株主優待で24時間通いまくった磯丸水産のすべて

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SFPホールディングスの株主優待を使いやすいのは間違いなく磯丸水産だ。あちこちに店舗があるうえ、24時間、土日も営業している。親会社のクリエイト・レストランツ・ホールディングスの優待券も利用できて、どちらも優待還元率3%超のおすすめ銘柄である。

SFPの優待券は1,000円だが、クリエイトの方は500円なので、小分けにして使いやすい。ドラッグストアのクリエイトSDホールディングスと間違いやすいので、要注意だ。

磯丸水産は立川北口大通り店によく行くが、時間帯によっては2階の禁煙室が使えない。ランチタイムも全席禁煙ではないので、タバコとサザエを焼く煙がもくもくの1階カウンターで食事する羽目になる。

それ以外は500円ちょっとの金額でマグロやサーモンの丼ぶりをリーズナブルにいただけるので、日常利用にありがたいお店だ。

最安まぐろ丼3種

定番の最安メニューは税抜583円~の鮪丼・鮪づけ丼・まぐろ2色丼の3品だ。SFPの1,000円券だと、これに199~299円くらいのおつまみメニューを1つ加えると、税込みでちょうどよい金額に収まる。

たとえば鮪づけ丼に冷奴をプラス。魚に豆腐の健康的なタンパク質メニューが完成する。

最安メニューとはいえ、丼ぶりの上面を覆い尽くすくらい、惜しみなくマグロが盛られている。シンプルに普通の鮪丼を頼んでわさび醤油をかけるのもよいが、づけ丼の方はみりん醤油に漬けこんであるので、味に深みがある。

初めて食べるなら、バチ鮪とビンチョウ鮪を両方楽しめる2色丼がおすすめだ。これで自分はどちらのタイプのマグロが好きか判断すると、今後のオーダーの参考になる。

一度は試したい海鮮こぼれ丼

最安のマグロ丼3種を試したら、SFPの千円優待券を使ってぜひ上位のメニューを試してみよう。税込だと1,030円になるが、一度は試したいのが最高級の「海鮮こぼれ丼」だ。自腹では千円超の海鮮丼など、なかなか頼めるものでないが、優待券を使えば罪悪感なく楽しむことができる。

穴子もマグロもサーモンも器からはみ出しまくる、インパクト抜群の豪華丼ぶり。いくらもズワイ蟹のほぐし身も入っている。

値段的にはキュウリや玉子は省いてネギトロとか増やした方が幸せかもしれない。これは彩りを目で見て楽しむ料理である。まるで爆発したエイリアンのはらわたのような、色鮮やかな海の幸を堪能しよう。

昼定食の最高級メニュー、お刺身御膳

ランチタイムに来ると、基本メニュー以外の昼定食を頼めるときがある。その中には上述の海鮮こぼれ丼を上回る最高級メニューが存在する。税込1,070円の「まぐろ2種盛り定食」と「お刺身の盛り合わせ御膳」だ。

前者は最安のまぐろ2種丼が刺身になって、小うどんとおかずがつくだけなので、いまいち魅力を感じない。刺身の盛り合わせの方を試してみた。

普通のマグロとビントロ、サーモンにカンパチの4種お刺身が3切れずつ、さらにフライまで付いてくる魚尽くしの定食だ。ポテトサラダにデザート、うどんも加わった磯丸水産スペシャルは、ぜひ一度味わってみてほしい。食材がヘルシーなので、お腹いっぱいで食べられない量ではない。

7月は磯丸でうなぎ丼

夏になると期間限定の鰻が出回り始める。本当は冬の方が脂が乗っておいしいと思うが、吉野家の鰻重はそこそこ高いので、磯丸の丼ぶりを試してみた。

税込971円と高級クラスだが、ウナギのボリュームは期待を裏切らない。ほかのマグロ丼と同じくらい、ウナギの身がたっぷりご飯に盛られている。ウナギは何となく牛丼屋で食べるより海鮮丼屋でいただいた方がありがたみを感じる。せっかく贅沢するなら、吉野家で妥協せずにぜひ磯丸に行こう。

東京にウナギ料理の有名店は多くあるが、雰囲気にこだわらなければ磯丸水産で蒲焼を何枚も頼む方がリーズナブルでコスパが高いと思う。

基本丼ぶりにねぎトロ追加のカスタム技

さんざん通って主要なメニューは一通り試したので、1,000円以内のカスタムメニューを開発してみた。たとえば「サーモンとイクラの親子丼」に、税込150円のねぎトロを追加することもできる。ねぎトロは別皿でそのまま食べてもよいし、豪快にどんぶりにぶっかけて食してもよい。

あとで見たら「いくらサーモンねぎトロ丼」というのが用意されていた。実はそちらの方が安かったが、別皿で頼む方がネギトロのボリュームが増える。SFPの千円券を余さず使うなら、安めの丼ぶりメニューに好きなだけネギトロを追加するというシンプルなルールがいい。

株主優待で磯丸水産を最大活用するなら、SFPとクリエイトを最低単元株ずつキープして、通常時は500円のクリエイト券、たまに贅沢したいときは1,000円のSFP券と使い分ければ無駄がない。

コロワイド系の優待もグループ会社で相互利用が可能だが、海鮮系ならクリエイト・レストランツも負けていない。魚好きにぜひおすすめしたい優待銘柄だ。